溶媒置換
先日、会社で溶媒置換を試みました。
プロトン性溶媒中である塩(吸湿性)を合成して、より沸点の高い溶媒を加えてフラッシュ蒸留を何回か行いました。しかし、沸点が低いのに関わらず元の溶媒がなかなか留去されませんでした。
やはりプロトン性溶媒と塩の相互作用が強かったみたいですね。
吸湿性が高い塩の取り扱いは難しい。
さすがその塩の合成が論文や特許になるだけはあると感じました。
「溶媒」関連の話で、色んな有機溶媒がありますが、研究室と会社では使うものが違いますね。
研究室で使っていた溶媒は何かと使いづらいことがわかりました。
dcm 環境負荷と人への毒性
ヘキサン 第一石油類、慢性毒性
ジエチルエーテル 特殊引火物
一方、会社で好まれるのはトルエンでしょうか。周りの人もよく使っている印象です。
あと、ヘキサン代替溶媒はヘプタン、
ジエチルエーテルの代替溶媒はmtbeでしょうか。
プロセス化学っぽい仕事を始めて半年くらい経ちましたが、
なかなか面白いですね。
化学してるなーって気がします笑
まだまだ勉強不足ですが、
色々と吸収していきたいと思います。