活性酸素

緊急事態宣言も全国的に解除になりました。

私はすこし油断し始めていますが、

まだ気を付けた方がいいですね。

さてさて、活性酸素って言葉よく聞きますよね。

老化、健康とかについて調べてると、「活性酸素が

悪さをする。」とか書いてあります。

化学をやってきた私としては単に酸素ラジカルかと思っていましたが、

それ以上に種類がありましたので、

今回書いてみようと思います。

wikiを見てみると、スーパーオキシドアニオンラジカル・O2（-）、ヒドロキシラジカル・OH、過酸化水素H2O2、一重項酸素1O2の四つです。

O2が一電子還元されて、スーパーオキシド・O2（-）となり、これがさらに還元された

O2（2-）とH+が反応して過酸化水素になります。

さらに還元されてから結合がきれて、ヒドロキシラジカル・OHとOH-が生成します。

ヒドロキシラジカルが一番有害みたいです。

（ヒドロキシラジカルの半減期10^-9秒、

スーパーオキシドアニオンラジカルの半減期10^-6秒）

活性酸素がどのように有害かというと、

例えば活性酸素が脂質と反応すると脂質ラジカルが生成し、これと酸素が反応して

脂質ペルオキシドラジカルが生成します。

これと脂質が反応して、過酸化脂質と再度脂質ラジカルが生成します。

連鎖反応ですね。

脂質過酸化物が動脈硬化や心筋梗塞の原因になるようです。

その他、タンパク質と反応すると酵素や受容体の機能に影響を与え、

核酸と反応するとDNA鎖切断や核酸塩基の酸化的修飾により変異や発がんな
どをもたらすとのことです。

怖いですね。

こういうことがわかるようになってきて、抗酸化物質が注目を集めるようになったと思われます。

ここで、分かりやすい図があったので引用します。

（http://www.ligament.co.jp/eoa2/Kind.htmlより）

それぞれの活性酸素に対して無害化できる物質が異なるんですね。

確かに構造が違うからそうなりますか。

それにしても様々な酵素があるんですね。

色々な抗酸化物質をとる必要がありますね。

活性酸素、一つをとってみても興味深いです。

聞いたことはあっても調べてみると新たな発見が無限にありますね。

気になったら調べることを今後も続けていきます。