ラーメン好き化学者のアウトプット

ラーメン、甘いもの(食べること全般)が好きだけど、健康志向。専門は有機化学で化学メーカー勤務のアラサー。たまに卓球、音楽鑑賞、漫画。

スルフォラファン

 前の記事でサラダを紹介しましたが、

そこで使ったブロッコリーによく含まれているといわれる

スルフォラファンについて書きます。

 

まずは構造

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イソチオシアネート構造を含むんですね。反応性高そう。

植物細胞の中では前駆体であるスルフォラファングルコシノレートとして存在するようです。

(R=-CH2CH2CH2CH2S(=O)CH3)

 

これがミロシナーゼによって分解されてスルフォラファンになります。

 

特徴的な香味成分であり、昆虫などに対しては忌避物質として働く。

 

スルフォラファン(イソチオシアネート)にはいろいろな効果があるようです。

 

・坑糖化、坑酸化作用

また、抗酸化酵素に働きかけるという間接的な働きをするため、作用が3日続くというのが特徴的です。

 

・解毒(抗がん)作用

①解毒酵素の発現誘導

②がん細胞のアポトーシス誘導

 

・肝機能の向上

・ピロリ菌の殺菌

 

情報元まで詳しく見てませんが、とりあえず色々と効果があるんですね。

こういう情報を知ってから、ブロッコリーを食べる頻度が増えましたw

 

また、ブロッコリーに限らず、アブラナ科の野菜(カリフラワー、カブ、大根、キャベツ、白菜、クレソン、ルッコラ、チンゲン菜)にも含まれてるみたいです。

特にブロッコリースプラウトに多く含まれているらしいので、

そのうち買ってみようかと思います。