ラーメン好き化学者のアウトプット

ラーメン、甘いもの(食べること全般)が好きだけど、健康志向。専門は有機化学で化学メーカー勤務のアラサー。たまに卓球、音楽鑑賞、漫画。

何を研究するか

お久しぶりです。

大分、ブログ書いてませんでしたが、前に書いていた下書きを、、、笑

 

会社の研究所にいた頃の話で、新しい研究のテーマを提案しようって流れがありました。

 

「何を研究するのがいいのか?」

 

なかなか難しい問題ですよね。

目的もいろいろあると思います(あまり意識していませんでした)が、

コア技術を開発する、新規事業を立ち上げる、とかでしょうか。

 

最終的に企業はある程度は利益を生み出さないとやっていけませんので、それにつなげていくのが普通でしょうかね。

ドラッカーも企業の役割?は顧客の創出と言ってました。

確かにメーカーとしては良いもの作ってもお客さんが買ってくれなければ、意味がない、、、

(とまでは言い切れない面もあると思いますが)

顧客(となりうる人)が何を求めているのか。。。

 

脱線しましたが、

新規研究テーマを考えるためには、

当初は自分の関係してる仕事、分野について、会社の得意分野を活かすのが良いのかなと聞いたか、思っていました。

そこで、自分の会社の特許を読んでみたり、自分なりに勉強してました。

ちょっとは分かってきたか、どうかってところです。

(特許で細かい部分はわかるかもしれませんが、概要の把握をするには会社内でまとめている資料の方が分かりやすかったかも、、、)

 

その途中で、企業戦略の本を読んだときにシーズよりもニーズから始めた事業の方が成功率が高いと書いてありました。

「そうか!じゃあ、ニーズを知ればいいのか、、、」

どうすれば、ニーズを知られるのでしょうか?

新聞とかネットニュースを読んでみたりしましたが、

なかなか「これだ!」ともならず、、、

うーん、、、と行き詰まってます笑

まぁ、話題になるようなことを単にやってみても競合も多いだろうし、既に誰かが圧倒的に強いかもしれません。

そういうことを知っているか、どうかっていうのも大事ですね。

情報収集必要です。

 

やはり自社のシーズとニーズの最大公約数?を見つけるのがいいのでしょうか。

ただし、既に先駆者や圧倒的な強者がいる分野に勝てる見込みは少なそうですね。(何かしらすごい技術とか見出したら違うかもしれませんが)

最近は自社の立ち位置を知ることが大事そうだなと思い始めています。(他社との比較など)

 

また、ビジョナリーカンパニーでは、

世界一になれること、

熱意を持って取り組めること、

経済的原動力になるもの

これら3つを満たすものをやるべきと書いてありました。

 

なるほどー。参考になりますね。

ある意味当たり前かもしれませんが、

実際に以上の条件のことを見つけるとなると難しく、時間がかかりそうです。

 

今見てみると、色々とツッコみたくなる下書きでした、、、が、

とりあえず上げます笑

読書

最近、通勤時間が増えたので読書量が増えました。これ自体は良いことですかね。

 

しかし、内容が身についているかというと少し微妙です。

 

「読書」について書いてある本を読んで、読書ノートをつけるようにはしています。

しかし、読書前後で何か変わったかというとあまり変わってないような、、、

 

読書をするようになったきっかけは、確か前田裕二さんがトップのnewspicksで、久しぶりに読んでみました。

 

そこで、「行動への伝導率」って前田さんが言っていました。

また、

・自分ゴト化する

・気づきなどをメモして、他人に話せるようにする。

・アクションプランを最低3つ考える

ようです。

 

なるほどと思いました。

 

やはり「行動」が大事ですね。

行動しないと、何も変わらない。

 

今後、以上のことを意識して読書を行動につなげられるよにします!

異動

研究から品質保証に異動になりました。特に希望も出してないので、予想外で驚きました。

 

最近の仕事(プロセス化学関連)がとても楽しかっただけにかなりショックです。

 

もっと研究したかった。。。

自分くらい今の仕事熱心に取り組んで、楽しんでる人いる?くらいの気持ちだったんですけどね笑

 

他にも異動できる人いたんじゃないの?と思ってしまいますが、これが会社での全体最適だったのかなーと納得するしかないですね。

 

珍しく結構な衝撃を受けて、気持ちの整理をつけるのに3,4日かかりました笑

 

もう一度異動の理由を上司に確認して気持ちも落ち着き、異動についてポジティブに考えられるようになりました。

 

品質保証について知識はほとんどありませんが、とても良い機会だと思うので、頑張ります!

やった感

やった感には要注意ですね笑

研究室時代、会社でと実験とかで帰るのが遅くなってしまった時に、

「今日もやったなー」

と満足感を感じることがあります。

 

しかし、振り返ってみるとただ実験が長引いただけだったり。

今思えば、段取りがわるかったんじゃないのか?とか

本当に必要なことだったのか?

とか思うこともあります。

 

やった感とは引き換えに、家で勉強したり、娯楽を楽しんだり、家族と話したりする時間を削っていることになります。

それは、ちょっと悲しいですよね。

 

以上のように振り返ってみると、時間をもっと大切にしようと思いました。

また、時間は有限だし、皆に平等にあるものですしね。

 

 

クリティカルシンキング

クリティカルシンキング(批判的思考)ってたまに目にしますよね。

上司との面談でそういう系の本を読んでみるといいよとアドバイスされたため、最近読んでます。

 

例えば、「考える技術・書く技術」をある程度読みました。

歯応えのある本で勉強になります。

コンサルタントとかの基本のようです。

 

確かに自分は論理的な思考があまりできてないなと思っていたので、

クリティカルシンキングを勉強することによってそのあたりの力を強化できそうです。

(ロジカルシンキングにも通じるところがあるかなと感じています。)

 

あと、グロービズMBAクリティカルシンキングも読みました。

わかりやすいですね。問題もちょいちょいあって、自分で考えられるのもいいと思います。

 

今後の業務などに活かします!

食材の保存

自炊をするようになって食材の保存には気をつけてます。

新しく買った食材の場合、とりあえずググりますね。

 

妻はそんなに気にしないタイプですが、

なぜか私は気になる方です笑

なぜだろう。

適切に保存することで味、栄養を長く保ちたいと思っているのか、

腐らせるのがもったいないのか、

腹を壊したくないのか。

そんなところでしょうか。

 

ラップで包むととりあえず安心な気がしますね笑

葉物野菜は湿らせたキッチンペーパーとかで包むとより長持ちなものが多い印象

 

今は調べれば簡単にわかりますので、

便利な時代ですよね。

昔の人は親とかから教わって覚えてきたのでしょうか。

おばあちゃんの知恵袋的な。

 

情報過多とも言われる今の時代ですが、

適切に情報を取捨選択できるといいですね。

検討の優先順位(プロセス化学)

最近、会社で合成研究をしてます。

そのために現場、本など学んだことについて書こうかと思います。

 

反応を仕込むところから精製まで色々な工程がありますよね。

どの工程から検討を始めるのが良いでしょうか。

 

まず優先すべきなのは反応条件のようです。

確かに反応条件検討によって、反応変換率や選択率が高まれば後処理の検討は楽になりますよね。

一方、先に後処理検討をしても反応条件次第で不純物の種類や量が変化すると、最適な後処理方法も異なってくるので、二度手間になってしまいます。

 

そして、crudeの状態(または簡単な後処理)で分析して変換率、選択率を出すのがいいと思います。

条件ごとに全て最後まで精製するのでは、その時間がもったいないですよね。

 

以上のようなことを学んだため、最近ガンガン反応条件するぞと意気込んでやっていましたが、再現性が取れず徐々に変換率が下がってきているような状況でした。

 

その原因を追求している中で、反応条件検討する前に注意すべきことを学びました。

原料の品質についてです。これが反応にどれくらい影響を与えるか、、、

 

今回、水に敏感な反応を行なっていたため、試薬などの水分量には気をつけるべきでした。

 

試薬瓶(市販品)に純度98%って書いてあるし、前任者もそこまで注意してなかったので油断していましたが、それがいけませんでした。

分析してみるとメーカーやロットによって水分量が異なりました(0.5%から5%)。

 

試験成績書を見てみてると水分量は規格されておらず、純度はgc分析で出しているとのことでした。

水はgcで検出されないので、どのくらい入っているかはわからないことになります。

 

なかなかいい経験になりました。

今後、気を付けます!